特別な時間を味わう

普段と変わらない台湾の港町、基隆の街明かりを眺めながら、プールサイドのテラスでご馳走を味わう。う〜ん贅沢だ!同じ毎日の繰り返しではない、特別な時間がここでは味わえる。そして汽笛の音と共に、街明かりはゆっくりと動き始め、そして遠ざかる・・・。つい昨日まで通勤電車に揺られ、会社に行く日々を過ごしていたなんて不思議に思える。今は出港したばかりのクルーズ客船「ノルウェージャン スター1」の上で食事を楽しんでいるのだから。おおっと、もうナイトショーの時間!スターダストラウンジへ向かうと、既に観客で席が一杯になろうとしていた。一瞬客席が暗くなり、軽快な音楽と共に美しい外国人女性ダンサーの登場!子供はキョトン、お母さんは細目でさりげなく眺め、お父さんは終始うっとり。暫くすると、子供も踊り出していた。

 

今日は7月11日、なぜだろう?そういえば平日なのに子供が多い。聞いてみると台湾では7月1日から2ヶ月間夏休みなのだという。今回の乗客数は約500名。うち子供は3割程度。日本人客はたった2名で、もちろん船内放送に日本語はない。言葉が全く分からないのに大丈夫か、と旅立つ前から不安だったが、なんとレセプションには日本語の分かるスタッフが乗船しているので安心だ。乗客の中でもご年配の方は日本語を話される。食事で同じ席になった台北に住む70歳の劉さんは、「最近日本語を使わないので次第に忘れてしまう。


だからこうして日本へ旅をして言葉を練習するのです。」と語っていた。このクルーズは週に2回、台湾から沖縄と石垣島へ定曜日寄港をしているので、それを語学学習に選んだ訳である。そして明日は石垣島。台湾の人にとっては海外旅行、自分にとっては緊急帰国?とにかくこうして船に乗り、初めて会う人と会話を楽しみ、ショーやカジノで遊びまくるのが目的なのだから、目的地は国内外どこでも構わない。


石垣島観光


翌日、まばゆいばかりにエメラルドグリーンの海が広がる八重山諸島を客船が航く。まるでカリブ海みたいだ。石垣島にはマングローブの林があり、ヤシガニを食べられると云う。スゴイ!ここは本当に日本?台湾から来たので余計に混乱状態。オプショナルツアーでバスに乗り込むものの、やっぱり説明は中国語。でも説明するガイドは石垣島に住む日本人なので、質問すればちゃんと日本語で話してくれる。それにしても中国語ペラペラのガイド「東」さん、台湾から石垣島へ嫁入りして、パイナップルを栽培しているのだと云う。なるほど!そりゃ話せるはずだ。