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創設計社
高田馬場本社案内図

YSビルが竣工してからかれこれ二十数年、創設計社山口佳延が陣頭指揮して工事にあたり、建物の彼方此方に工事中に苦労したディテールを目にする度に当時の情景が彷彿と甦ってくる。
当時山口佳延もまだ40代、血気盛んな年齢だった。自身ベビーサンダーを手にして鉄材を切断したりした。もう一度同じように建設の機会を与えられたとしても首を傾げてしまうかも知れない。
高田馬場本社案内図
″YSビル案内図″
場所 東京都新宿区高田馬場3-34-16 YSビル
TEL 03-3363-7395
最寄駅 JR・地下鉄東西線高田馬場駅徒歩8分

陣頭指揮の際、各職人達と苦楽を共にした日々は忘れられない。特に鉄骨職人の佐藤さんとは溶接機の使用方法を教えて貰い今でもその時の情景は目に焼付いている。
佐藤さんは彼の弟子である中国人の鉄骨職人と共に建設中のYSビルをかけづりまわり、色々とお世話になった。3時の休憩時、
「シャチョウー シャチョウー 」
YSビル前の道で誰かが叫んでいた。そこには見慣れないイラン人が立っていた。名はレザーと言っていた。レザーはYSビルの現場で働かせて貰いたい、と言っていた。イラン・シラーズの建築学校を卒業したとも言っていた。コンクリートの床面に内観図を描いて貰った。それは上手では無かったが、嘘とも思えず、翌日から現場の一員として、レザーは溶接、左官そしてペンキ塗などの作業に携った。
私にとってYSビルは自力建築の原風景とも言える。 イタリアの町並・アルベロベロ にはそんな自力建築の原風景の印象を憶えた。日本の隠れた原風景として奈良県明日香村の地 に天香具山、畝傍山、耳成山の大和三山が見渡せ、静かに佇む 甘樫丘をあげたい。甘樫丘には蘇我蝦夷・入鹿親子が舘を構えていた。
日本の原風景の対極をなすそれは、東西文明の十字路と云われ、荒涼とした砂漠の地、 アフガニスタンの町並 であろう。
石の文化には荒涼とした原風景、木の文化にはしっとりとした風景に埋没する原風景が現れる。 けれどもそれらの町を創り上げた人間の意識の底を流れる哲学は変わるものではない。殆どの子供、人にとっては原風景は選択することは出来ない。 底流を流れる意識が原風景なのかもしれない・・・。

YSビルを望む YSビル模型


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